
これは中学の時の話ですが、
ある日、財布の中を確認しながら
TSUTAYAの入口を歩いていたら、
突然目の前に現れた
自分より少し年上ぐらいの2人組。
その片方が、
「おう、ちょっと金くれよ」
急に胸ぐらを掴んできました。
「!!?」
突然のことにどうしていいか分からない俺。
しかしここで、以前父に言われたことが、
「変なのに絡まれたらとにかく相手の目を見ろ」
ここで目を背けたり、
悲鳴を上げたりしたら相手の思うつぼ。
世のいじめられっ子が標的にされる理由のひとつが
いかにも自分は弱者ですと言わんばかりの反応をするからで、
その手の人は
ちょっと脅せば思い通りになるとか、
反応が面白いからいじめてみようとか思われるわけです。
…
……
………
じっと見返すこと数秒。
「おいやめろって」
もう一人の方が止めに入ってきた。
君の方はまともなんだね。
「チッ」
去っていく2人。
結果、何も失うことなく事なきを得ました。
偉大だわマイファーザ−。
ガチでヤバい人ならお手上げですが、
この程度の半端者なら
「こいつは脅したくらいじゃ思い通りにならない奴だ」
と思わせることができればいいわけです。
人生でカツアゲなんてものにあったのは
後にも先にもこれが初めてでした。
ちなみに、その時の所持金は100円玉が10枚とその他小銭のみ。
カツアゲされたところで大してダメージもなかった。
(無論、当時の自分にとっては貴重なおこづかいだけども)